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『近代日本語の思想』は、すげーーーーー面白い&凄い&衝撃。
目からウロコが落ちた量、近年最多。 大日本帝国憲法の翻訳を例にあげ、さらに夏目漱石、志賀直哉、二葉亭四迷などの文体が、当時、どのように新しかったのかを、具体的な例をあげながら、論理的に解読し、しかも実感させくれる。 いやぁぁぁ、『吾輩は猫である』って、そういう感じで衝撃的におもしろかったんだなぁ~とか、もう、わくわくしながら読んだ。 そのために抉り出される日本語文の構造解析も刺激的で、日本語にそもそも主語はなく、翻訳によって「主語」が作り出された、というところから始まり日本語の秘密や日本文化の秘密を探り当てるような展開も、ぎゃぎゃぎゃぎゃと驚き連発ぽろぽろぽろぽろウロコ落としまくり、いや、すごいすごい。 (*「ベストセラー本ゲーム化会議:痴人の愛」の脚注です。)
by gogoyone
| 2005-03-15 04:12
| BGK
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